ドバコのHIKARI(hikari_1111m)です。
最近、感動的な事があったんだけど。
ヤンゴン在住日本人の方々はご存知だと思うけど。
普通に仕事中の出来事。
夜19時半頃 急に電話が。
“Hikariちゃん!血液型何型?!”
“え?O型ですけど。”
“良かった!輸血できる?!”
“え?!どうしたんですか?”
“日本人が今から緊急手術するから!血が必要で!!”
“まじか!!分かりました!今から向かいます!”
電話口の焦った感じから、
かなり緊迫してる模様。
これはヤバそうな雰囲気、、、。
てか輸血、、、?血ないの、、、?緊急手術なのに?まぁいい。早く行かないと!
スタッフに、
“ねぇごめん!今から輸血行ってくるから!あとよろしく!!”
と、
ポカーン( ゚д゚)としてるスタッフにそれだけ言い残して、grabを呼びタクシーに飛び乗った。
病院に向かう車の中で、
(とりあえず行くって言って出てきたけど、冷静に考えたらミャンマーの病院って劣悪とか刑務所みたいとかヤバイとか色々聞くし大丈夫かな、、、注射針使い回されないよな、、、)
と正直思ってしまった。
でも。
(いや!人が死にかけてんだから)
とすぐ思い直した。
病院に到着したら、なんか色々必要事項書く紙を書いて中で待つよう言われた。
中に入ると見覚えある人が。
(あれは、、、まさか〇〇さん?)
私の美容室のお客様だった。
“〇〇さん!居ると思わなかったです。もしかして輸血ですか?”
“おー!!Hikariさん!実は今から手術受けるの、うちの会社の部下なんよ、、、。”
“え!!そうだったんですね、、。知り合いから急遽連絡きて。”
“そうだったんだ。連絡しようと思ったけどHikariさん家遠いから無理かなと思って、、。”
“いやそんな遠慮しないでください!血いくらでも使って下さいね!”
“うん。ありがとう、、。”
色々症状聞いたけど、脳に異常があってだいぶ危ない状態らしい。
手術は20時からとのこと。
時間見たら丁度20時だった。
すぐに手術が始まった。
輸血まではまだ時間があるのでロビーで座って待つように言われた。
待ってたら次々日本人が到着して病院に入って来た。
知り合いも何人かいて。
気付いたらなんと、
20名以上の日本人が病院に大集合していた。
こんな事、、、ある??
正直びっくりしまくってた。
ふとスマホ見ると。
メールとLINEとFacebookにヤンゴンの日本人会から輸血のお願いの緊急連絡が来てた。
他の日本人コミュニティーにも色んな方が輸血のお願いをFacebookでシェアしていた。
私は知り合いの方に直接連絡もらったから早く到着したけど、
SNS上で拡散されてからものの10分〜20分の間に20名以上の日本人が病院に集合した。
ヤンゴンはご存知の通り、外出自粛でほぼロックダウン状態。
タウンシップ間の移動も制限されていて(今は少し緩まったような?そうでもないような?)、夜間も23時か24時以降は外出禁止。
こんな状態でこれだけの日本人が1人の命を助ける為に動いた。
日本人会が動いてから真っ先にSNSで呼びかけた人、直接色んな人に電話しまくった人、そして病院に向かった人。
なんか、凄い。
ただただ凄い。
なんだこの団結力。
感動以外ないよ。
日本人最高じゃん。
同じく病院に来ていた知り合いも
輸血した事ないから本当は怖いけど、、、
と言いながらも病院に来たらしい。
沢山の人が集まって輸血まで待ってたんだけど、予想以上に人が集まりすぎたらしく
感染(コロナ?)の心配もあるので、数名だけ残ってもらいあとは帰って大丈夫とのこと。
私がトイレ行ってる間に輸血者が決まったようで、この人数で十分血は確保できるとの事だったので私もそのまま帰りました。
結局何も出来なかったけど、勇者の方々に託してその他の日本人も速やかに帰宅した。
手術の成功を祈りつつ、
帰りの車の中で色んな事を考えた。
まず、今回みたいな緊急手術をする時に輸血が必要だという事実に正直結構ビックリした。
まぁここは発展途上国ミャンマーで、手術を受ける患者さんも日本人で外国人だからっていうのもあるのかもしれないけど。
病院に血液が常備されていないっていう事実。
ミャンマーの医療レベルの現状を思い知らされた。
もしこれが自分だったら?
想像しただけで恐ろしいよね。
血が無かったら手術すら受けられない。
特殊な血液型ならまだしも、そうじゃない。
ここは、海外なんだ。
私は今海外にいるんだ。
と改めて思い知らされた。
きっと今回動いた人は皆、他人事とは思えなかったんだと思う。
私もそうだけど。
今ミャンマーはコロナも爆増しててヤンゴンだけでも毎日1000人前後の感染者数。
規制も厳しくなってて
経済なんかほぼ壊滅的だし、沢山の日本人が帰国してしまってる。
そんな中ヤンゴンに残っている数百人の日本人。
助け合わないと乗り越えられないよね。
こんな状況だからこそ、誰かにこういう事態が起こると放っておけない。
日々何が起こるか分からないし、明日は我が身かもしれないと危機感持ってるから余計に。
私も2ヶ月前に腕を大火傷してしまって大変だった時、色んな人に助けていただきました。
その他にも日々お世話になってますが、
ヤンゴンにいる日本人の人は本当に温かい人が多いと思うし、もし誰かが大変だったら今度は自分がと思ってた。
お互い様というか。
大人になればなるほど純粋な部分よりも、損得とかで考えてしまう事が多くなっちゃうけど、そういう事ではなくて。
ただ単に、目の前で助け求められたら余計な事は考えず行動できる大人でありたいなと思うね。
ミャンマーにいると色んな事を学ばせてもらいます。
ヤンゴンの日本人コミュニティーってまじで凄いと思った今回の出来事。
そして
患者さんは無事手術が成功したようです。
本当に良かった、、、!!
今はゆっくり休んで回復していって欲しいですね。
かなり大変な状況だけど、より健康管理しっかりしつつなんとかなると信じて乗り越えよう。
時間は沢山あるから、ちゃんと自分と向き合いながら
冷静に、焦らず、最善の判断を。
じゃぁね〜ん👋タッター👋✨
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